やわらかい風を感じよう
少し2020年から2022年までの音楽作りの3年間を振り返ってみる。 活動の質を変えての日々は大変なことも多かったが、得ることも多かった。だがすべてコロナの蔓延状況に心と活動が左右されてきたことは実感している。 現在は、自分や家族の罹患、濃厚接触者としての行動規制の全てを経...
リィンカーネーション
『自分が昔、様々なものであった」という考え方って面白いですよね。 そしてこれから様々なものに生まれ変わる。。 リィンカーネーション そんなふうに思える出来事にあったわけではないのですが、あくまで想像の産物としての曲ができました。...
まぼろしと現実の共存を描く
二つの時代を生きる予定はなかった。 自分に「直視するんだ」と申し渡して、新たなことに対応しつつ進んでいくことがこれほど身を切る思いになるということも予想を超えている。 「何かを終えた人の安寧な時間」 「現実から行動を導く、タイトな時間」...
悼む心もちの変化 〜「挽歌」〜からの歩み
この世から消えていった人々のことを思い、「我が身」だったら、、と考えることがある。 Sary_Deepn名義での原曲『挽歌』を作ったのは2021年の6月だったが、この時はこの時代に生まれた自分たちの運命に対しての思いも強かった。 今回発表した珈琲...
ジャムセッションの楽しみの再確認
5月25(水)は関内メグスタでピアノの杉山さんのお誘いでジャムセッションのホスト。 痛んだ左腕の様子を確認しながらの演奏となりましたが、特に痛みも感じずに楽しむことができました。 杉山さん、大介くん、どうもありがとう! 久々の生演奏なので感覚の呼び戻しが大変なのかなと心配し...
自分にとっての心地良さ 〜『灯屋ブレンド』に寄せて〜
「心地よさ」 気分よく遊んでいる子供、それを見守る大人たち。 夕方、うっすらと焼け出したオレンジの空を眺めながら歩く時間。 古くから続くものや建物、行事を眺める時の気分。 そして体から力み(りきみ)が取れていく時の「ほぐれて広がっていく感じ」。...
『夜半の月 ( よわの月 )』に寄せて
狛江add9thのマスターが仕事帰りに撮った「夜半の月」の写真と萩原朔太郎の詩をfacebookにアップしているのを見て読んで、「自分もこの気分を知っている。。」と思っていました。 夜中(夜半)に仕事を終え、一人帰るときの気分。「孤独」と「到着地のわからない道を歩いている気...
独り納め会
年度の終わりには、一人で「お疲れさん!」という意味でお気に入りの蕎麦屋で「カツ丼」を食すことを何年も続けている。 いろいろな苦労や頑張ったことなどを思い出しながら静かに池の鯉を眺め、ゆっくりと、だが「うまうま」とカツ丼を食べる時、平和を感じる。...
『落日』作成譚
時間がかかりました。。グスっ。。 サウンドと「思いの圧」が強くてなかなか仕上げることができなくて、お蔵入りだなと思っていたのですが、やっと踏ん切りがついた感じ。 自分の声を入れるということを決めて作成を進め、「果たしてこれでいいのか」という自分自身の疑問にも向かい合う日々だ...
『まぼろしの駅』雑感
曲を作っていくうち、その音が自分の記憶に繋がっていくことがある。 前作の『Time』でもそうだが「時間の流れや風景がオーバーラップしてくる」ように感じながら、作成していた。 『まぼろしの駅』では自分の旅の思い出や、夜汽車の窓から外を見る時の「静かで切ない感じ」を表現したいと...