

珈琲 灯屋『あしたの色』作成手記 2
好きだった場所を失ったり、自分が若いころに歩いていた街が様変わりしていくのを見るとき、自分が脇に追いやられたような感覚を持つ。誰もが自分の時間が変わることが、それほど早く来るとは想定して生きてはいない。 今回、このアルバムをつくるとき、馴染みのホームタウンを歩いて街の音を録音し、写真を撮ったのだが、それがかなり自分の音楽作りに影響を与えてくることに驚いた。 人の時間が交差する街。 街の喧騒を離れ、ゆっくりしようとするのが以前の自分の常だったのだが、街をゆっくりと歩き、街の中の一人の人間としての自分を遠くから見て曲を作ると、妙に納得できたのだ。「すべて変わっていく」ということが、、。 寂しいとか、悲しいではなく、不思議に「そうだね」とうなづくような思いで作ることができたアルバムになりました。


珈琲 灯屋『あしたの色』作成手記
自分がドラマーなのだなと思いながら作ったアルバムなのでした。。 2分以内、できれば1分30秒の曲にしようと思って作り始めたのですが、 どんどん長くなってしまいました。 でもリズムはどんどんシンプルになるのは不思議でしたね。 「ストレート」「ど直球」。。 技でなく、意外性でもなく、味だけでもない「人間のビート」 これが今回欲しかったリズムなのです。 街の景色も聴きながら想起して欲しかった。 自分の住む町田の駅前の雰囲気を記録に残したかったということもあるんですけど。。 それではこれから先は1月15日のリリース後に! では、また!