

『落日』作成譚
時間がかかりました。。グスっ。。 サウンドと「思いの圧」が強くてなかなか仕上げることができなくて、お蔵入りだなと思っていたのですが、やっと踏ん切りがついた感じ。 自分の声を入れるということを決めて作成を進め、「果たしてこれでいいのか」という自分自身の疑問にも向かい合う日々だったのです。 曲は単体で聴くだけでなく、どういう順番で聴くかも大事。 今回の『落日』は周りに置かれる曲との相乗効果で、その意味がわかってくる曲なのでしょう。 気になる曲を手から離し、ドキドキしている自分がいます。新鮮な気分ですけれど。。


『まぼろしの駅』雑感
曲を作っていくうち、その音が自分の記憶に繋がっていくことがある。 前作の『Time』でもそうだが「時間の流れや風景がオーバーラップしてくる」ように感じながら、作成していた。 『まぼろしの駅』では自分の旅の思い出や、夜汽車の窓から外を見る時の「静かで切ない感じ」を表現したいと思い、曲の最終部分を考えた。 楽しいけれど、切なくなる時間。 旅に限らず、そんな深い感情を持つ時は大切な思い出になる。 終わりと始まりがオーバーラップするこの春にこの曲を発表できたのは意味があることだったと自分では思っている。