
悼む心もちの変化 〜「挽歌」〜からの歩み
この世から消えていった人々のことを思い、「我が身」だったら、、と考えることがある。 Sary_Deepn名義での原曲『挽歌』を作ったのは2021年の6月だったが、この時はこの時代に生まれた自分たちの運命に対しての思いも強かった。 今回発表した珈琲...

ジャムセッションの楽しみの再確認
5月25(水)は関内メグスタでピアノの杉山さんのお誘いでジャムセッションのホスト。 痛んだ左腕の様子を確認しながらの演奏となりましたが、特に痛みも感じずに楽しむことができました。 杉山さん、大介くん、どうもありがとう! 久々の生演奏なので感覚の呼び戻しが大変なのかなと心配し...

自分にとっての心地良さ 〜『灯屋ブレンド』に寄せて〜
「心地よさ」 気分よく遊んでいる子供、それを見守る大人たち。 夕方、うっすらと焼け出したオレンジの空を眺めながら歩く時間。 古くから続くものや建物、行事を眺める時の気分。 そして体から力み(りきみ)が取れていく時の「ほぐれて広がっていく感じ」。...

『夜半の月 ( よわの月 )』に寄せて
狛江add9thのマスターが仕事帰りに撮った「夜半の月」の写真と萩原朔太郎の詩をfacebookにアップしているのを見て読んで、「自分もこの気分を知っている。。」と思っていました。 夜中(夜半)に仕事を終え、一人帰るときの気分。「孤独」と「到着地のわからない道を歩いている気...

独り納め会
年度の終わりには、一人で「お疲れさん!」という意味でお気に入りの蕎麦屋で「カツ丼」を食すことを何年も続けている。 いろいろな苦労や頑張ったことなどを思い出しながら静かに池の鯉を眺め、ゆっくりと、だが「うまうま」とカツ丼を食べる時、平和を感じる。...

『落日』作成譚
時間がかかりました。。グスっ。。 サウンドと「思いの圧」が強くてなかなか仕上げることができなくて、お蔵入りだなと思っていたのですが、やっと踏ん切りがついた感じ。 自分の声を入れるということを決めて作成を進め、「果たしてこれでいいのか」という自分自身の疑問にも向かい合う日々だ...

『まぼろしの駅』雑感
曲を作っていくうち、その音が自分の記憶に繋がっていくことがある。 前作の『Time』でもそうだが「時間の流れや風景がオーバーラップしてくる」ように感じながら、作成していた。 『まぼろしの駅』では自分の旅の思い出や、夜汽車の窓から外を見る時の「静かで切ない感じ」を表現したいと...

『 Time 』作成手記
昔の記憶が蘇ってきたり、今が「忘れられない時間」になるのだろうな、という予感を覚える時。 その時に鼻先をかすめるように花の香りがするとしたら。。 そんな「花のような曲」を作りたいなと思い、できた作品です。 街を歩き、人の息吹を感じ、汗をかいたり、疲労し痛みを覚えながらもまた...

珈琲 灯屋『あしたの色』作成手記 2
好きだった場所を失ったり、自分が若いころに歩いていた街が様変わりしていくのを見るとき、自分が脇に追いやられたような感覚を持つ。誰もが自分の時間が変わることが、それほど早く来るとは想定して生きてはいない。 今回、このアルバムをつくるとき、馴染みのホームタウンを歩いて街の音を録...

珈琲 灯屋『あしたの色』作成手記
自分がドラマーなのだなと思いながら作ったアルバムなのでした。。 2分以内、できれば1分30秒の曲にしようと思って作り始めたのですが、 どんどん長くなってしまいました。 でもリズムはどんどんシンプルになるのは不思議でしたね。 「ストレート」「ど直球」。。...