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まぼろしと現実の共存を描く

 二つの時代を生きる予定はなかった。


 自分に「直視するんだ」と申し渡して、新たなことに対応しつつ進んでいくことがこれほど身を切る思いになるということも予想を超えている。


「何かを終えた人の安寧な時間」

「現実から行動を導く、タイトな時間」


 この二つを共存させた日々を送るのは難しい。。

 従って、後者はもう辞め。あるいはそうならないように生きる。

 

 爺ちゃんとして、「昔はこうだった」と少し訳知り顔で話す自分と、それを「困ったな。。」と思いながらも聞き流してくれる若者との時間が、多少の形の変化はありつつも続くのだろうと踏んでいた。


 どうやらそんな余裕のある時代は訪れそうもなさそうだ。


 同じ街を定点として何年も歩くうちに、自分が昔ここを歩いていた「まぼろしの人」の一人なのだというイメージがこの曲を書き進めていくうちに立ち上がってきた。


 風景ではないのだな。時間を描くことになるのだな。


 予定していなかったことを続けることになった今、そんな「意味」を感じています。




 


 


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