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港(みなと)に帰る日

11月3日(金)はドラマーの自分を、いつも応援してくれている盲学校の文化祭へ。

 自分の声を聞いてすぐ名前を呼んでくれる子どもたち。さすが「耳の人」。

廊下を歩く白杖を持つ人の数がこれほど多い空間をみたことがない。

 そしてこれほど大人の数が多い文化祭もないだろう。

 この盲学校には、人生の半ばで視覚に障害がでた方々が通う「理療科」がある。

「按摩、マッサージ、針、灸」を行う治療師を育成するコースだ。

 このコースを卒業していった方々も多く文化祭にやってくる。

 新たな生き方をはじめたこの学校には特別な想いがあるからなのだろう。

自分も今日は何人もの懐かしい顔と会い、昔を懐かしんだ。

 感動的なフィナーレの時間を皆で味わい、帰途についたとき、昼におにぎりを一つしか口にしていないことに気づき、お気に入りの蕎麦屋でカツ丼を。

 嬉しいことがあったり、区切りがついたときはいつもこのメニューにしている。

 元気になった今日でした。

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