「​同病相哀れむ」というが、この言葉を否定的、あるいは弱気な発言だととる人は、まだ元気で自分の目標を達成するために邁進する日々を送っているのだろうから彼らのことは気にしないでおく。
 
 自己目的を阻む現実に直面したり予測できたりするとき、人は嘆いたり運命を呪ったりするのだろうが、自分は「受け入れる」「身の程を知る」という感覚になった。
 自分が目の不調を感じ、不自由を実感し、身体の衰えを自覚したときに初めて身近にいた視覚障害の人々の気持ちが解った。まさに「見える人には解らない」のだ。自分を診察する「目の見える医者にも解らない」。
 
 視覚障害の子供たち、若者が元気よく跳ね回り、歌い、笑顔で談笑する様子をこれほど可愛く、うれしい気持ちで受け止められた日々は今までなかった。
 
 自己の達成感を得ようと邁進したあとに、この状況になり、結果、今までの人生の意味と「できることをする」尊さを知るようになったことを幸せだと思いたい。
                            2017. 10. 30 記
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