Phillip Strange Trio 6月16日(金)
6月16日(金)の 町田 Into The Blue での Phillip Strange Trio は今からとても楽しみだ。O.T.G.(Open The Gate)での自分の色が、このトリオでどう変わり、Trio Sound がどんなものになるのかが興味深い。Phillip Strangeとは初共演、佐藤忍さんとは10年ぶりの演奏となる。
さて、このPhillip Strangeは演奏以外にも優れた仕事をしているのはご存知だろうか?
『すごいジャズには理由(ワケ)がある』(アルテスパブリッシング)という本での、音楽学者の岡田暁生氏との対話による解説ではJazz Giantsのそれぞれの美意識と方法論、プレイの展開法が親切に語られている。このときの「ピアノを使っての対談」はyou tube でも観ることができ、Phillipは岡田氏の質問に実際に音を出し、聴くものの興味に明快に答えている。
さまざまな演奏を聴き、感じ、味わってきたPhillip Strangeからは、彼の「感性のフィルター」を通した音が絞り出されてくる。
O.T.G.(Open The Gate)の鈴木奈緒の音からは、自分は「水」のイメージを感じながら演奏していた。
果たして、Phillipからはどんなイメージが伝わってくるのだろう。
いずれにしても、この日、私達共演者も観客も、「音の醍醐味」を味わえることは間違いない。
音の対話でFOCUSされていく時間。そんな時間をどうぞ、お楽しみください。