DACOTAの思い出
矢部DACOTAが2016年9月15日で店を閉じることになった。
思い出の詰まった場所がなくなり、そこでの時間がなくなることはやはり辛い。
Colors #1 町田ライブのフライヤーに載せる記事の取材のため、「矢部DACOTA」に突然出向いたのが2015年の12月の頭だった。
注文をとりにきたオーナーに自己紹介をし、「フライヤーに載せる記事の取材」というお願いをしたときの「?」という顔を覚えている。
新たな気持ちで動き出した自分にとって、「やりたいことをやっている店」の男女2人の若いオーナーにはとても親近感を覚え、以後、よく顔を出すようになった。
50代半ばの人間と20代の若者との交流は、なかなか無いことかもしれない。
オーナーのKOTARO君はドラマーで、見ている方向も共通したものがある。Nhhmbass(ネハンベース)の音楽も彼に紹介してもらい、若者の音楽性を知ることができたのも楽しい想い出の一つだ。
いま自分は「終わってからわかること」の多さに気づきつつある。少し時間が経つと
印象や感情の波立ちが落ち着いて、「気づき」が生まれ、意味が見えてくる。そして課題も。
その繰り返しを行い、いつか「生を終える」のだな、という予感がある。かなり実感として。
『過ごしてきた時間の意味がわかるのは、かなり後になってからだ。
それまでは、まず進むこと、やってみること。出会いの扉を開いておくこと。』
この言葉は自分に対しての今の「心がけ」だが、KOTARO君たちへの贈る言葉としたい。
KOTARO君、YUIさん、そしてDACOTA、今までありがとう! Good Luck!


