自分にとっての「森の家」
バランスをとること。
これは中間地点で安全策をとるということではなく、それぞれを生かすために引いたり、出たり、抑えたり、主張したりということなのだと思う。
生活する中でも、音楽を奏でたり、作ったりするときにもこの考え方は大切なようですね。
今回発表した『森の家へ』は、短い曲で音数も楽器も少ない。どうやら、今の自分にとってはこのやり方が自分のバランスを取るために必要なことだったようです。
さて、もしも森の中にある家で過ごすことができたら、自分は何を持っていくのか。
やはり持ち物は必要最小限で、多くの時間をその場の空気や湿度を感じ、「リセット」を目的にするだろうなと思います。
その場所にいるだけで「落ち着き」「小康を感じ」「眠れる」。
こんな気分になりたいものだという憧れを、この曲に託したように思えるのです。
聴いてくださった方が「穏やかな気分のひととき」をすごしてくれましたら、それは私の幸せでもあります。
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